データサイエンスの勉強始めたての自分に本を1冊だけプレゼントするとしたら?

教材レビュー

こんにちは、データサイエンス勉強中のわかば(@namu73356188)です。

今回は「データサイエンスの勉強をやってみたいけど、何からやれば良いか分からね〜」って人向けに、おすすめの本を1冊だけ紹介します。

勉強始めたての自分にプレゼントしたい本はこれだ!

結論!
データサイエンス勉強始めたての自分に読ませたい本がこちら。

『データサイエンティスト入門』

2021年12月に初版が出ている新しめの本です。

野村総合研究所データサイエンスラボに所属されていて、データサイエンティストとしての経験が豊富な方達が執筆されているので、信頼性は高いかなと。

とっても簡単な言葉で分かりやすく説明されているので、現時点で何も知らないよ!って人にかなりオススメです。

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オススメな理由:データサイエンスの全体像が分かるから

データサイエンス初心者が最初につまずくポイント。

それは「何から学べば良いのか分からない」です。

Pythonでプログラミングの勉強すれば良いの?統計学も必要みたい。AI?機械学習?ディープラーニング?

僕も最初はパニックでした。

なぜパニックになるのか?

それは全体像が見えていないからです。

全体像が見えてないってどういうこと?

例えば料理で言えば、

「短冊切り」とか「低温調理」とか「アクアパッツァ」とか色々あって分かんない!

って状態になってます。

まずは

①食材を切る
②火を通す
③盛り付ける

の流れを掴んで、

それから②には

・炒める
・煮込む
・揚げる

があるんだなあって知っていけば良いんです。

まずはデータサイエンスの全体像を掴むことが重要です。

参考になった点

①データサイエンスの全体像が分かりやすい
②資格の整理がありがたい
③データサイエンティストとしての働き方のイメージがつく

詳しく説明します。

①データサイエンスの全体像が分かりやすい

冒頭で書いた通り、データサイエンスの全体像を掴むことは非常に重要です。

まずデータサイエンティストに求められる能力が3つ紹介されています。

1、ビジネス力
2、データサイエンス力
3、データエンジニアリング力

これ自体はデータサイエンティスト協会によって定められたものです。

この本では各項目を分かりやすく説明してくれています。

僕なりの解釈はこんな感じ

データエンジニアリング力:ツールを使って、データを分析できる形に整える

データサイエンス力:分析をして、意味のある事実を見つけ出す

ビジネス力:分析結果をビジネスに反映し、改善していく

自分が勉強しているのは、どの能力に当てはまるのかを常に考えましょう。

例えば、

Python、エクセル、SQL→データエンジニアリング力
統計学、機械学習→データサイエンス力
問題解決力、論理的思考→ビジネス力

②資格の整理がありがたい

データサイエンスはまだ明確な定義がありません。

なので、「この資格を取れば、君もデータサイエンティストさ!」と言える資格が無いんですよ。

更にややこしいのが、データサイエンティストに必要な能力ごとに別々の資格があること。

例えば、

統計学▶︎統計学検定
ディープラーニングを含めた分析手法▶︎G検定
Python用いたプログラミング▶︎Google Professional Data Engineer
IT知識▶︎情報技術者試験

など。

なので「とりあえず資格の勉強でもしてみようかなあ」って人は、ここで挫折しちゃいますよね(_ _).。o○

この本は、

・どんな資格があるのか
・何を学べる資格なのか

が分かりやすい!

最近始まったばかりの資格も書いてくれているので、そこも嬉しいところです。

③データサイエンティストとしての働き方のイメージがつく

「データサイエンティスト 勉強法」で検索すると、「自分のなりたい姿をイメージして目標にしましょう!」と書かれている記事があります。

でも、勉強始めたての僕は

データサイエンティストって言葉すら最近知ったのに、「なりたい姿」なんてイメージできるか!

って思ってましたw

この本は、第4章の「データサイエンスのリアル」で、様々なタイプのデータサイエンスを活かした働き方が物語調で載ってます。

例えば、こんな感じ。

・大手クレジットカード会社のマーケティング担当が、データサイエンスをビジネスに活かして、新規事業を立ち上げる
・温泉旅館経営者が、データサイエンスを活かしてお客さんのニーズを把握する

正直このパートめちゃくちゃ良かったですw

特に「元々エンジニアとかではなく、ビジネスサイドの人がデータサイエンスの知識をどう活かしていくのか」という話が、僕はありがたかったです。

なりたい姿のイメージに繋がるし、自分にもできそう!と思えました。

ここは注意!

データサイエンスに興味を持った人にとっては、素晴らしい本です!

ただ、読む前に2点気をつけて欲しいとこがあります。

①データサイエンティストは明確な定義はない→どんどん変わっていく可能性が高い

「データサイエンティストは〜をする仕事」という明確な定義はありません。

というのもデータサイエンティストは最近できた職業なので、求められる役割もどんどん変わっていきます。

この本の内容だけでなく、最新の情報も常に学び続けることが重要ってことですね!

②読んだだけで、データサイエンティストになるための専門知識がつくわけではない

この本は、あくまでもデータサイエンティストについての入門書です。

データサイエンスの全体像を把握するためには最適ですが、具体的なデータサイエンスの知識は学べません。

全体像を把握して、今後の勉強をスムーズに進めるため。

つまり、データサイエンスの勉強のスタートに立つための本と考えていただけると!

こんな人にオススメ!

・勉強始めたて、もしくは始める前の人
・勉強は多少してるけど、将来の働き方のイメージができない人

まとめ

以上、『データサイエンス入門』の紹介でした。

データサイエンスの勉強を始めてから、データサイエンス関連の入門書を読み漁ってきましたが、間違いない1冊です。

新品でも、990円。ラーメン1杯我慢すれば買えるので、最初のスタートダッシュにどうぞ!

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